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【産業動向】エッジAIサーバー市場、中国で急成長 勢いづくCDNの2大大手
2026-03-20 10:36:04
台湾の大手紙『経済日報』は2026年3月18日付で、AIモデルのトークン処理能力をめぐり米国と首位争いを続ける中国で、多国籍伝送の遅延を軽減するコンテンツ配信ネットワーク(Content Delivery Network=CDN)エッジサーバー産業が勢いを増しているとする記事を掲載。この分野で中国の2大大手企業である中国WANGSU(網宿)、中国Baishan Cloud(白山雲)を紹介している。


経済日報は、世界最大のAIモデルAPI統合プラットフォーム「OpenRouter」の直近の1週間(3月9~15日)のデータによると、中国のAIモデルの週間トークン処理能力は2週連続で米国を上回ったと指摘。うちMiniMax M 2.5の週間トークン処理能力は1兆7500億で、5週連続で首位だったとした。

さらに同紙は、自律型AI(人工知能)を制作するオープンソースの「OpenClaw(オープンクロー)」を代表とするAIエージェントの急成長に伴い、トークン処理能力は線形成長から指数的成長に躍進したとし、このことがCDN業界に構造的なチャンスをもとらしたと指摘。公開データにより、中国の1日当たりのトークン処理能力は2025年年央に30兆を突破、2026年2月には主流大規模言語モデル(LLM)の1日当たりのトークン処理能力は180兆に達したとした。

その上で同紙は、中国のCDN産業が現在、AI時代のエッジインテリジェントコンピューティング(Edge intelligent computing)の「ハブ」に進化したとし、大手企業が勢いづいていると指摘。中国の2大大手の1社で世界2位のCDNサーバーメーカーWANGSUについて、統一的なエッジコンピューティングプラットフォームを構築し、エッジコンピューティング資源と能力を開放すると表明、現在世界に2800以上のノードを構築してアジア、欧州、北米、南米、オーストラリアをカバーし、米国、オーストラリア、日本、韓国、シンガポールではローカルノード(Local node)を擁するとした。

また、Baishan Cloudについては、新興市場をターゲットにしており、既に世界60カ国・地域の約290都市に1500以上のグローバルエッジノード(Global edge nodes)を構築、東南アジア、中東、中央アジア、アフリカ、南米にコンピューティングインフラを構築したと紹介している。

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